卒論

卒論の問題意識

アメリカ西部地域というのは、現代アメリカの発展において、重要な意義をもつと考えられてきた。「現代アメリカの発展」と一口に言っても、まあ、色々あった。この200年間に限っても、本当にさまざまなことが起きた。 もちろん歴史家の視野というのは、西部…

日本語で読める「フロンティア学説」関連文献など

大橋健三郎 編『講座アメリカの文化 2. フロンティアの意味』南雲堂、1969年 レイ A. ビリントン 著、渡辺真治 訳『フロンティアの遺産』研究社、1971年 ヘンリー N. スミス 著、永原誠 訳『ヴァージンランド』研究社、1971年 F. J. ターナー 著、松本政治・…

最近読んでる文献

卒論関係 柳生智子「アメリカ史における西部 : フロンティア, ボーダーランドおよび西部研究の動向」『三田学会雑誌』108巻2号 (2015), 157-184頁。 中野耕太郎「「アメリカ史」叙述のグローバル化」『パブリック・ヒストリー』6号 (2009), 16-29頁。 東栄一…

岡田泰男『フロンティアと開拓者』東京大学出版会、1994年(読書メモ)

序章 フロンティアと開拓者 だいたいジェファスンからターナーまで(19世紀初頭から末まで)の西部開拓史を概説している。文章も読みやすいし助かる。卒論はだいたいこの辺りの話題から出発したいがどうなることやら。 ターナーがフロンティア学説を発表した…