歴史的日記

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20180619

昨日は地震があった。

何かに巻き込まれたときに行なうべきは記録だ。

既に東日本大震災の記憶が薄れて久しい。

 

気象庁|地震情報

震源・震度に関する情報
平成30年 6月18日08時07分 気象庁発表

18日07時58分ころ、地震がありました。
震源地は、大阪府北部(北緯34.8度、東経135.6度)で、震源の深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は5.9と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。
この地震について、緊急地震速報を発表しています。

この地震により観測された最大震度は6弱です。
[震度3以上が観測された地域]
震度6弱 大阪府北部
震度5強 京都府南部
震度5弱 滋賀県南部 兵庫県南東部 奈良県

(以下略)

家は音が鳴るぐらい(何が鳴ったんだろう?)揺れて目が覚めた。

棚の上のファイルが倒れただけで何も動かなかった。

 

7時59分には母親に「かなり揺れましたが無事です」と送っていた。

8時25分には姉から「家族グループつくってくれませんか」と連絡が来たので、LINEをやっていない父を除いた四人のグループを作った。

家族はだいたい無事だったが、父は通勤途中で足止めを食ったらしい。

 

地震から10分かそこらでシャワーを浴びたと思う。

普段、シャワーを浴びないと行動ができないぐらいだるい。

 

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月曜は1限がラテン語なので間に合うように家を出たが、途中で気が変わって練習場に向かった。まあ練習場に寄ってから遅刻したところで大した迷惑はかかるまい。

 

結局9時2分には大学の公式アカウントから1限2限の休講が発表された。

 

9時5分ぐらいに練習場に入った。

大きく物が動いた痕跡はなかった。

団員に

  • チェロ、譜面台、鏡を寝かせる
  • 扉を開けっ放しにしておく

とか指示をもらったので、練習場の床に広げた。

棚から飛び出しそうな楽器も床に広げた。

後輩が3人来た。

 

9時30分ごろお腹が空いたので松屋に朝飯を食いに行く。

290円でどんぶり一杯のご飯に、ミニ牛皿と味噌汁と卵がつく。

店長らしき人がバイトに休講がどうとか電車がどうとか、シフトについてなにかしら詰めていたが、興味がない。

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大学のラウンジには1限に来た雰囲気の学生らがいる。

10時36分に大学の公式アカウントが全日休講を発表した。

10時30分時点の交通状況によって判断したらしい。

これが後に、ツイッター上で学生から批判を呼ぶことにもつながる。

 

全日休講が決まった時点で生協で弁当とパンが半額になったので1000円分ぐらいを500円ぐらいで買う。

控えめなのではなく、持ち合わせがない。

 

再び練習場に顔を出すと警備員さんから「今日はもう学生を帰らせるよう大学から指示があった」と後輩が聞いたらしい。

練習場を退出する。

まあタイミング的にその指示が出る前に楽器を一通り棚から降ろしたりできてよかったのだが……

練習場における安全とは何なのか、いまひとつ自信が持てない。

 

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家に帰って風呂に入る。

まさか、ほんの数時間前にシャワーを浴びたばかりなのに、何故……

なんらかの逃避行動なのかもしれない。

 

風呂から上がってからクリーニングにスーツを引き取りに行ったり、スーパーで水が売り切れてるのを確認してからヤクルトを買ったり、コンビニでなんか買うかと思っても特に購買意欲が刺激されなかったので結局2Lの水を1本とカロリーメイトを買うだけだったり、色々。

 

演奏会絡みの連絡をいくつか行なう。

しかし考えてみれば、この地域では大きな地震が久しくなかったので、当然災害時の公演開催に関わる判断機能というのは後輩に引き継がれてはいない。

まあそうは言っても本番がある23日まで時間はあるのでなんとかしてくれるだろう。なんとかなるだろう。

 

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余震、交通網の麻痺、大学の対応などにストレスを抱えている人が多く、それらは来るべき大地震に向けられる恐れとなって、それぞれの表現に結実する。

今回は専門家から「一週間弱」という期限が繰り返し印象付けられていることもある。

 

東日本大震災の時に SNS が不安の増幅装置となる様をまざまざと眺めるだけだったのが16歳とかだった。

今はどうだろうか。

不安は適度に抑制されているようにも見える。

あるいは自制心が強い人ばかりをフォローしているせいかもしれない。

「増幅された不安はデマや混乱をもたらす」という過去の教訓が我々の世代を訓化したのだろうか。

 

昼食は1000円分の弁当とパンを一度に全部食べて気分が悪くなり自分をみじめに思う。

 

NHKをつけると地震の被害が思ったよりも大きかったことがわかった。

僕にとっての被害は音が鳴って揺れた程度だったので、震源直下の地点と自分の家の距離を思う。

 

夕食は食パンを1枚か2枚とトマトをヘタだけ切ってかぶりつく。

 

20時13分に父が「地震にびびって、LINE始めました」と家族グループに送ってきた。

父は「父の6.18は改めて説明しますが、とりあえず今日昼飯は食べてません。以後よろしく。」「めまいがしてきたので、今から晩飯食べます。」とのことだった。

大変な一日だったらしい。

 

僕はあまり大変ではなかった。