歴史的日記

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メモ

アメリカ西部史学史の展開を次のように認識する*1

A. ターナー以前
B. ターナーのフロンティア理論
C. ボーダーランド研究
D. 「新しい西部史」
E. ジェンダー、環境、人種、階級などのテーマについての研究
F. 西部の神話性/史実の正確な把握
G. 西部枠組みの拡大化、グローバル化
H. アメリカ植民地史の修正

  • ターナーの引力から離れ始めたD以降は、分野が細分化しており、相互の影響などをうまく分析するのは難しい。
    • そもそもD-Hは時系列的に並んでいる訳でもない。
  • それに対して、A-Cはあくまでもターナーという中心をめぐる多数の歴史学者による議論の積み重ねであるので、何が問題とされているのかまだ理解できる、と思う。
  • AからHに至る大きな流れを考えると、学説の発展・交代ってそのまま学者の世代交代の歴史だな〜という気分になるが、それでいいのかどうか。

 

今後、A-Hに分節するという方法が正しいのかどうか、また各段階の移行にはどういう意味があるのか、ということを考えていく。

*1:主に 柳生智子「アメリカ史における西部 : フロンティア, ボーダーランドおよび西部研究の動向」『三田学会雑誌』108巻2号、2015年、157-184頁 を参照