紀平英作・油井大三郎 編『グローバリゼーションと帝国』(シリーズ・アメリカ研究の越境 第5巻)ミネルヴァ書房、2006年 について
序章 膨張する合衆国と世界 第1部 ヨーロッパの膨張とアメリカ合衆国の起源- 第1章 独立革命・近代世界システム・帝国
第2章 ブラック・アトランティックの世界 第3章 先住民・フロンティア・ボーダーランド──スペイン・メキシコ・合衆国による支配の比較検討 第2部 文化の越境と融合 第4章 友情の帝国──「東洋の七つの女子大学」に見るアメリカ的「帝国主義の文化」 第5章 ハリウッド映画と「アメリカニゼーション」 第3部 戦争とアメリカニズム 第7章 アメリカ正戦論 第8章 戦争とジェンダー 第9章 敗戦体験とアメリカニズムの変容 第4部 グローバリゼーション時代のアメリカ合衆国 第10章 グローバルな貿易・投資自由化と地域統合のあいだ──競演する貿易・投資の自由化 第11章 「デジタル・パクスアメリカーナ」──インターネットの国際標準化過程 第12章 ポスト冷戦とアメリカ──「勝利」言説の中で 終章 21世紀の世界とアメリカのゆくえ 索引
第3章「先住民・フロンティア・ボーダーランド──スペイン・メキシコ・合衆国による支配の比較検討」を書いた水野由美子の博士論文加筆版を読んでいく。
そのうち読む
水野由美子「ヌエボ・メヒコからニューメキシコへ──合衆国による併合とネイティヴ─国家関係の再編過程」油井大三郎・遠藤泰生 編『浸透するアメリカ、拒まれるアメリカ』東京大学出版会、2003年
『歴史のなかの「アメリカ」──国民化をめぐる語りと創造』彩流社、2005年