2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ウタハマア3

望むと望まざるとにかかわらずこういう文章になった。昔はタイムラインに流れる水を頬を伝う涙だと思ったけれど今や夜に横たわる満天の星の川だ。死んでいったヒトヒトの骨を焼いて並べたようにも見えるぐらい輝いていた。僕が知ってる輝きって言ったらもう…

政治的な意味合い

原体験について書く。小学生の頃、毎晩報道ステーションを熱心に見ていた。当時は違った名前だったかもしれないが、とにかくその枠を見ていた。中学生の頃、学校のボランティア作業に駆り出されていた。自分から志願した派遣先もあったし、学校から指示され…

20220225

めちゃくちゃに飯を食う。めちゃくちゃにしたい胃袋を抱えて、あっ、あっ、歩いて飯屋に入る。フセッセー極まり、なにもない一日。飯食って寝て飯食ってる。半分ぐらい寝て半分ぐらい覚醒してる時、なんともいえない夢を見てトリップする。脳が揺れる。あー…

犬の末席

犬の限りを尽くしたのに。一人を噛み締める。かすかな言葉の揺らぎを追い求め、見誤る。──速度を抑える。地に伏せる。体は震えたり震えなかったり。どっちでもいい。人間よりも人間中心的な視線を人間に投げる。一旦は家畜化された種としての僕、解き放たれ…

ウタハマア2

見てよこれ。君色に輝いてた手紙。 書いたの覚えてる?読み上げよう。文字を読むのが好きだし口にするのが好きだから、読み上げるのが一番いい。 聞いてね。 「踊ったりした夜、私は疲れていた。早く帰りたかった。あなたが帰ろうとしないのが悪い。 帰らな…

ウタハマア

前提として加速している。資本主義の終わりに向かってか死に向かってなのかわからない、目的がわからないが、運動体が加速しているということはわかる。世界が静止しすぎているだけで、こちらとしては普通のことだと思うのだが。通り過ぎた場所も覚えていな…

原罪

キリスト教徒でもないのに原罪の概念を借用する奴がいる。 俺たちはみんな業を背負っているんだ、と。だから安心しろよってさ。生温いと思う。 まず聖書を読んでいない。それが最大の問題だ。俺たちは苦しみを共有してなんかいない。 内面の苦悩は繋がってい…

今日読む本

佐々木中『定本 夜戦と永遠:フーコー・ラカン・ルジャンドル』河出文庫、2011年。 フレデリック・ラルー著、鈴木立哉訳『ティール組織:マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』英治出版、2018年。 牧野智和『自己啓発の時代:「自己」の文化社会学的…

最近読んでる本

都井清史『粉飾決算企業で学ぶ 実践「財務三表」の見方』KINZAIバリュー叢書、2018年。 牧野智和『自己啓発の時代:「自己」の文化社会学的探究』勁草書房、2012年。 The Case Interview Workbook ユリイカ2020年12月号 特集=偽書の世界──ディオニュシオス…

肉体が損なわれるとして

肉体が損なわれるとして、それは受け入れるほかないと思う。耐え難い苦痛は耐え難いから避けたいが、医療には限界がある。 昔から視覚や聴覚を失うことを恐れているが、いまや味覚や嗅覚、そして知性を失うことを恐れなければならない。こんな病気があるなん…

生姜焼きのレシピ

テフロン加工したフライパンに、豚バラ肉を切っても切らなくてもいいから並べて、とりあえず塩胡椒ふって置いておくんですよ、置いておくというのは正しくなくて、とにかく置いた時点で次の作業に行っていいという話で、その後に小皿かお椀を取り出してもら…

支配欲求

さしあたり支配欲求と呼んでおくことにする。 他者を支配し、自分の思い通りにしようとする傾向が強い。 これが異常なこととは思わない。むしろ多くの人が自分に支配欲求が備わっているという事実から目を背けている状況に対し、僕は自覚的に支配欲求を受け…