語学の目標
短期的には「設定した課題をこなす」「課題設定を検討、修正する」の繰り返しだろう。
長期的にはあらゆる言語間の意思疎通を成立させるシンギュラリティが到来した後、人類は滅び、宇宙は崩壊します。
語学学習の中期的目標の設定について
思いつく順に書くと
- テストの目標スコアを設定する
- (大学の講義の場合)単位の取得
- 学習用テキストを決めて一冊ずつこなす
- 新聞や書籍、論文、ウェブ上の文章などを選び、翻訳する
- 新聞や書籍、論文、ウェブ上の文章などを選び、文意を理解する
- E-Learning システムの利用
自由に付き合ってもらえる母語話者がいれば、色々と変わると思うが、自習だとこんなものではないだろうか。
「1. テストの目標スコアを設定する」はその後に何をすべきか。
- 過去問の演習(3. 学習用テキストを一冊ずつこなす)
以外、特に思いつかない。
TOEIC や TOEFL を勉強するなら大学にいる間にしよう、という意欲は、ごく僅かに煌めいているので、気が向いたら計画を立てるかもしれない。
一般に「2. 単位の取得」が一番難しいと言われている。
大学では、単位習得に対する意欲が低い学生のために、意識の低い語学授業が開講されていることが多いが、意欲の低さと意識の低さが螺旋を描いて失墜していく様子はあまりにも有名で、現代日本の大学教育において、もっとも風流なものであるとされている、
意識の低い語学授業では、毎授業への出席を成功させると単位を取得することができる。人間には非常に難しい行為であることから、人工知能による出席代行などを可能にするシンギュラリティ到達への期待の声も日に日に高まっている。
「3. 学習用テキスト」については、素人判断ではよくわからないという気がする。
つまり、
- 単語などについての注や解説がある
- 学習しやすいよう単元ごとの区切りがある
なんかはまあ慣れ次第で判断できなくもない気がするが、
- 文法についての解説があるか?
- 文法についての解説は学術的に正しいか?
- 単語についての解説は正しいか?
などは難しい。自分も何冊もクソ教科書を買わされて参りました。
先生方の「語学学習のディシプリン」「語学教授のディシプリン」「教科書執筆のポリシー」「授業設計のポリシー」などはそれぞれ重なり合っているようで、とんでもない虚無を生み出すことがある。
マスプロダクションの弊害であるが、毎授業出席すらできないクソ学生が全員くたばればそれで済む話でもある。
また、語学クラスタ、言語学クラスタ、人文クラスタなどのインターネット諸賢のコメントを参照すべきではと思わなくもないが、それはそれで色々な意見があってダルい。
とりあえず、
- 信頼できる学者
- 信頼できる辞書・文法書
- 信頼できる出版社・参考書シリーズ
に関する知見を集め、そこから派生する形で、自分のカリキュラムを組むというのが一番満足度が高いように思われる。
現在の学習環境
英語
を使う。これが多いのか少ないのかよくわからないが、辞典と文法書は重いので、「Google 翻訳」「英辞郎」「Dictionary.com」を使うことが多い。
スペイン語
を使う。
ラテン語
- 『新ラテン文法』東洋出版、1992→2015年
を使う。
使用教材
英語
講読やゼミで利用する論文を主に使うことになると思う。春休みの間に何かしら進めた方がいいのかもしれないが、まだ特に何も考えていない。
専門の勉強も兼ねて、英語版 Wikipedia から記事を選んで翻訳する(4. 新聞や書籍、論文、ウェブ上の文章などを選び、翻訳する)というアイデアはあるが、書式や Wikipedia 記事の翻訳フローについて知らないことが多すぎるので、ひとまず保留。
英語学の授業で買った
- 龍城正明 編著『英語学パースペクティヴ 英語をよりよく理解するための15章』南雲堂、2015年
を読む日がついに来たのか…
スペイン語
が長き眠りから覚める日が来たという感じがする。
ラテン語
『新ラテン文法』を確実に進めて一冊終わらせたい。