最近の会話

Sと会って最近の体調はどうか、最近はなにをやってるのかと聞いた。Sは元気そうだったが、相変わらず色々と考え事をしているらしく、助言を求められたので軽く受け答えた。危機的状況、でもないが、一切合切が明るく晴れやかな未来というビジョンでもない。過度に悲観的になって鬱々としないように、という点において暗黙の内にSと了解している。

 

SとHとは一緒に天気の子を観に行って、その後午前3時まで感想を語るということをした。夏休みっぽい出来事だった。

 

Kさんが家に来て二泊ほど滞在していった。Kさんとは半年に一回程度話し込むが、今回はお互いの思想の外縁がどこにあるのか探るようなテーマが多かったように思う。同じものを見ながら会話をするという習慣は今回も維持され、動画なり記事なりをモニターに映しながら意見を交わしたが、数日後に、ブラウザの履歴を消してしまったので会話のログを辿れなくなってしまった。それは仕方がない。熱っぽく何事か夢中に語り合う、というよりは、醒めた顔つきで絶対に確かなものを確かめるという仕草で構成された我々の十年間。

 

Iが家に来た。Iも僕とは似たような違うようなやり方で遣る瀬無さの世を渡っていってるところがあり、この夏もはたして元気でやってるのやらと気を揉んでいたので、顔を合わせることができて嬉しかった。再会の約束をし、数日後に会いましょうという連絡もくれたが、僕が風邪をこじらせてしまっていたので、残念ながら断ってしまった。また次の機会までできるだけ死なないようにしたい。

 

Iくんに呼ばれて初めてシェアハウスのパーティーというものに遊びに行った。「パーティーってなんだよ」と本質的な問いが飛びながら淡々とスマブラをする空間には良さがあった。新しい人たち、知らないトピックから何かをもらうだけでなく、自分からも返礼・貢献をしないといけないと感じさせられた。また何かしら面白いものを見つけたら持ち寄って共有しに行こうと思える場所だった。

 

サークルの後輩たちの演奏会とサークルの同期・先輩が出演する演奏会、二つを聞きに行った。楽器を続けるというのは普通には困難なことで、楽器を続けている人たちは偉い。身内の演奏会というのは同窓会的な側面もあり、何人かに気をかけてもらったりして、少し気持ちが落ち着いた。

 

あといくつかの機会があって、何人かと話をした。

 

結局のところ、僕にとっての懸案は卒業と就職ということになり、それらはこれからの行動次第でどうにかなる、もしくはどうにもならない、ということが言える。たとえば、誰にとってもどうにもならないこと、あるいは自分の生全体を問われるような激しい変化に身を置きたいが、それはそれで困難なことであるし、そもそもあんまりやる気がない、みたいな話に都度脚色を加えて、各位に話した。

またなにかあれば考えが変わるかもしれない。そうなった時に話を聞いてくれると嬉しい。