商品売買

滝澤ななみ『新しい日商簿記3級』講談社ビーシー、2020年。

分記法

  • 仕入時:原価で商品の増加として処理
  • 売上時:原価で商品の減少として処理&売価と原価の差額を商品売買益で処理

三分法

  • 一般的な処理方法
  • 仕入時:原価で仕入を計上
  • 売上時:売価で売上を計上
  • 決算時:残っている商品の原価を仕入から繰越商品に振り返る
    • 詳しくは売上原価の算定を参照

掛け取引

  • 商品を仕入れ、代金を後払いとしたとき、買掛金で処理
  • 商品を売り上げ、代金をあとで受け取るとしたとき、売掛金で処理

クレジット払いによる売上げ

  • クレジット払いのときは、クレジット売掛金で処理
  • 信販会社に対する手数料、支払手数料で処理

商品券による売上げ

  • (他者が発行した)商品券を受け取ったときは、受取商品券で処理

返品

  • 返品分だけ、仕入時または売上時の逆仕訳をする!!

諸掛り

  • 仕入諸掛り
    • 当社負担:仕入に含めて処理(指示がない場合にはコレ!!)
    • 仕入先負担:立替金で処理、買掛金を減額
  • 売上諸掛り
    • 当社負担:発送費で処理
    • 得意先負担:立替金で処理、売掛金に含める

前払金と前受金

  • 前払金:商品の到着=前払金の減少、ここで仕入を計上!
  • 前受金:商品の発送=前受金の減少、ここで売上を計上!

消費税

  • 仕入時、消費税の支払い
    • 仮払消費税
  • 売上時、消費税の受取り
    • 仮受消費税
  • 決算時、納付額の計算
    • 未払消費税
  • 納付時、消費税の納付

商品売買に関する証憑の読み取り

  • 証憑とは、請求書や納品書、領収書など、取引の事実を表す書類のことをいいます。