めちゃくちゃに飯を食う。めちゃくちゃにしたい胃袋を抱えて、あっ、あっ、歩いて飯屋に入る。フセッセー極まり、なにもない一日。
飯食って寝て飯食ってる。
半分ぐらい寝て半分ぐらい覚醒してる時、なんともいえない夢を見てトリップする。脳が揺れる。あー。
手慰みにいくつかの本をパラパラとめくってみるがどうにもやる気が出ない。
ペソアは言った。
私は読書の習慣を越えてしまった。私はもはやなにも読まない。ときどき、新聞や軽い文学を少し読み、ときに技術的な論文を読むだけだ。
小説の展望について考える。
夢としてはどこまでも高く飛べる気がする。半分だけの夢を見てトリップしていて、ただ脳だけ旅をしていたりして。
えーと、脳とか言いましたっけ?
古い家。
現実としては〆切があり他人に読ませるものを書かねばならない。結局今まで自分のためにしか書いてこなかった僕だけど、文章を通じて幸せにしないといけない人が何人もできたので、彼/彼女らのための物語を飛ばさないといけない。ぶっ飛ぶぞ多分。
ねえ、夢同士は繋がる?
今まで繋がったことはないけれど、これからのことはわからない。パプリカをひとつまみ……
自分の見る夢はウクライナのうつ病患者やロシアの27歳男性と繋がっていると感じる。
現実的に。
だから僕はよく眠る。
「よく寝た者、ここに眠る」