『文体の舵をとれ』練習問題(1)「文はうきうきと」問1

一段落〜一ページで、声に出して読むための語り〈ナラティヴ〉の文を書いてみよう。その際、オノマトペ、頭韻、繰り返し表現、リズムの効果、造語や自作の名称、方言など、ひびきとして効果があるものは何でも好きに使っていい──ただし脚韻や韻律(meter、定形のリズムやビート)は使用不可。

 

 おはよう。書き取れんこといくらでもパラパラと降ってくるし、来てよかったと思うわ。リアリー本当に。合宿って響きがいまいちどうかとも思ったけど来てみないとわからんこといっぱいあった。酔っ払い。あーまだ。昨日のアルコールが抜けてない。あだまいてー。まあ言ってもまだ二日目か。今日は行くとこまで行っときたい。きょうなんじから? じゃあ十一時まで二度寝するんで……

 ……さあやりますか。はい、まず、えー文舵読んでない人? まあこんなもんですね。問一から始めますか。「はじめに」は後で読んでおいてください。まだ分量的に瞬時に把握できる量だと思うのでいまパッと読みましょう。はい。ざっくり何文字ぐらいでやるもんですかね? はい、はい。まあそんなもんで。

 じゃあ十二時にdiscordにあげる意識でいきましょう。えーではスタート。

 ……ああ、ビージーエムほしいね。選曲権。うーん。戦争かな。任せるわw

 ……あとじっぷんでーす……

 ……あとごふんですー……

 いや別にもうあげてもいいよ。あげてる人いるじゃん。

 全員かな? おけっ。じゃあヨムタイムです。

 ……いやあ昨日はなんだったのかという一日でしたね。いやあよかったよかった。小さくとも結果出ると嬉しいもんだね!? なんなら今からツイッター用になんか書こうかな。

 あっ脚韻ダメなんだった。