小説の読み書き

プロとして、文章作品、映像作品は幅広く渉猟しようと思っている。TLで話題になっている作品はなるべく抑えたいし、人からおすすめしてもらった作品はすべて把握したい。年々カバーする範囲を拡げないとトレンドを作り出す側には回れないと思う。

一方ですぐに忘れやすくなったなと思う。特に大量にインプットしている時期はメモを取らない限り内容を覚えていられない。これはある意味幸福なことで、体験している間は快感に満たされていて、短期間でそこから離脱するという健全なサイクルに入れている証拠だと思う。僕は訓練されたジャンキーだ。

初見の文章に当たりをつけて、この書き出しならこういう展開だろうと予想をし、それが的中することが増えた分、記憶の欠落も進む。「プロとして、」と書いたが、徒労だと思う。

並外れた中毒者になる瞬間がある。TLを読んでいる間だ。なにせ予想がまったくつかない。毎秒更新される。連絡を取ればコミュニケーションすらできる。

TLのコンテキストを把握するために、トレンドや古典を読み潰していっているのかもしれない。こういうのは現代の教養と社交の一形態だと思うから誰かエスノグラフィーを記録してほしい。誰か。僕か。

プロのTwitter-erは既にたくさん存在していて僕がその中に解説役として参入するつもりはない。一生SNSのアマチュアでいたい。プロとしては小説を書きたい。

二十代で賞を受賞することをとりあえずの目標としたい。