文体紹介

最近色々な人と知り合うことが増えてきたので、自己紹介記事をネットに上げるべきだと思うが、個人情報をどこまで晒すかという点において踏ん切りがつかない。とはいえ自分の個人情報の取り扱いについて神経質になっているという訳ではなく、むしろ無頓着であることはこのブログを読めばわかる。そこで既に晒してしまった数々の個人情報の断片を紹介する記事を書こうと思い至った。

  • 各種SNSなど

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2001/01/01/000000

  • このブログについて

元々は自分が読んだ本や見た映画の情報などをまとめるブログだった。

ある時期から思弁的なエッセイが増え、時には小説未満の断片的な散文を載せることが増えた。

  • 目標

小説で一発あてて専業作家になることを目標としている。

二十代の間に賞が欲しい。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2019/11/24/000000

どちらかといえば、顎周りの皮膚の弛みを指でなぞり運動不足と不摂生を思い毎日同じところから生えるのか違うところから生えるのかもわからない髭、無精髭を一本ずつ指で抜いていく、あるいは、インターネット監視業務(無給)に従事するのに忙しい。小説なぞ到底書いている暇がない。忙しい。言うてる間に、デバイスの充電切れを迎え、今日はこのぐらいにしといたるか、ええねんそのうち書いたるからな、すんませんご愛想お願いしますの和約をサイゼリヤのレジにて結ぶ。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2020/03/06/000000

いままさにどん詰まりで引きこもっている若者がいたら隠喩の体系に接続して救いたい、というメサイア・コンプレックスがある。それを実現するための一つの方法、文章を書く。絶対的に書き続ける。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2020/07/05/000000

診断基準、診断基準の解説、診断書、処方箋と添付文書、諸々の手続き書類、ゴミみたいなジャーゴン、チャット・メール・ツイート等のメッセージ群、僕のために書かれた全ての文章を僕のために読んできた。僕においては明白な隠喩体系として眼前にあるものも他者にとっては明白ではなく、これを示すために丁寧な註釈が必要となる。軽蔑すべき内語、恥ずかしい独白の国はまったく要らない要らない。

世界は自分のために書かれた一編のテキストであると宣言すればパラノイアの謗りは免れないが、世界のうちごく一部の領域は僕のために書かれたテキストであったかもしれないと君に呟く註釈が今の僕の姿で次の神話だった。また会お。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2020/12/05/000000

文章を書くことは楽しい。「自分が面白いと思うもの」と「他人が面白いと思うもの」がズレているらしいと知ったのは最近のことだ。それでもぼくひとりの脳髄が笑っている様子を文字列であなたに渡せば釣られて一緒に笑ってくれるかもしれない、と希望を込められる。苦笑いでも愛想笑いでもいいからデバイスの前の君の表情が欲しい。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2020/12/18/125658

たとえ1000字で歌っても届くのだ、という確信に至り、140字で呟くことが少なくなった。あるいは10000字で鳴らしても充分に響くという実感が得られたらここも必要のなくなる土地。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/06/27/140430

長い周期で鳴り続ける全く未知のグルーヴを発明するためには同じぐらい長い既知のビートか沈黙が必要だ、といつかそんなことがわかる文章になりたい。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/09/22/204901

君が今までの人生で書いたすべての文章を読みそれらを予告編として編む機会があればいつまでも僕は走り続けられるだろう(それならさー、ふらふらでもいいじゃん)と思うが、どうだろう?

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/10/25/090805

文体があればそれでいいという話をした。
「文体が未熟でも██さんの人柄が滲み出ていればいい文章だと思います」
確かそんな感じのことを言われたが、僕の考えは違っていて、僕はこれから文章一つで数億人を唸らせる人間であるから、人柄や意味内容といった遠く届かないものは切り捨てるしかない。文体だけが届く。なにより文体の成熟を目指さないのはチャンピオンの発想ではない!

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/10/31/085320

毎日虚空に向かって絶叫している。届くとは思わない。ただ発声練習になればいいやくらいの投げやりな気持ちだ。
サクセスしたい。どのような形であれ何者かになりたい。
切実な炎の先端を切り取って渡してやると、それは。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/11/04/140741

自分の爪を見て恥ずかしいと思うように、目や歯、肌、腹などを見て恥ずかしいと感じる。
自分の声を聞いても恥ずかしいと感じる。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/11/18/195952

落ちるか落ちないか微妙な淵に立って絶望を覗き込んでいる人が僕の周りに数百人いる。その人たちの顔つきはみな違う。僕は見ている。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/12/04/150742

他人の記憶になりたいという欲望は暴力的ですらある。その暴力を振るいたい。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/12/20/162139

張り裂けそうなほど胸が痛い。頼むから。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2021/12/27/130133

自分のために書いているのか他人のために書いているのかと問われた。どっちだって同じことだろうと思うが、そろそろ決めないといけない時期に来ているらしい。

答えをここに掲げる。自分と同じ色をした魂のために書いている。あなたがたのことだ。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2022/02/24/143641

鍛え上げられた病人、それが僕だ。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2022/02/25/174757

だれかぼくの文章にいてくれませんか。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2022/02/28/181800

運が良かったと思う。気分は悪いが。

https://historydiary.hatenablog.com/entry/2022/03/04/214229

救いがないということではないと思う。自分にしか理解できないこれまでの経緯を友達にも話せる時が来たら、きっと新しい国だ。
そこで僕ら仲良く住もう。