特に文献などを参照して書いてはいない。完全に実体験に基づく。
セクシュアリティは変化する。元々ヘテロ男性として自分を捉えていたが、いくつかの出来事を機にバイセクシャルとして考えるようになった。
とはいえ、バイセクシャル一般の生き方や考え方には興味がない。自分があればそれでいい。
セクシャルマイノリティの権利向上にもさして興味がない。シス男性ヘテロセクシュアリティとして偽ることが可能だからこそ、差別を避けることもできる。ずるいと思う。
というような話を小説やブログに書くと認識が固定的なものになる。周囲の人も僕がそのように語ると、僕のことをそう受け止めるようになる。
しかし、セクシュアリティは変化する。将来的にヘテロに戻ることだってありうるし、より少数派な分類へと至ることだってあるかもしれない。
自分が誰を好きになるか、あるいは誰にも興味を持たなくなるかは自分では制御できないし、自分のことだからこそわからないと思う。
私見ながら、ヘテロとして生きている人のうち多くは、同性との性行為も可能だと思う。結局は相手との組み合わせ次第で、70億の人類のうち、35億とは性行為できないと考えるのは不遜に近い。
よって、僕のことをバイセクシャルと考えなくてもいい。別にヘテロセクシュアリティとして今日から生きていってもいい。
たまたまいくつかの性行為があっただけで、事故のようなものだったと思う。