どんどん拡散していく。何がって言ってもわからない。私的な言語領域としか言えない。
現代詩を読んだ。小説を読んだ。音楽を聞いた。映画を見た。会話をした。
それらの積層がついに見えたから書き始めた。
領域はごく狭いものにとどまっていたが、それでも開放され、拡散されたのだ。
部屋で書いてるけど部屋全体が鳴り響いている。声のようだ。書け、書け、と。
電車に乗ってると聞こえない。電車に乗ってて声が聞こえたら、それはもう……
どうせ読まれないだろうなと思う文章でも恥ずかしがらずに出す。恥とかもうさすがにない。なにはともあれ、もう始まってしまったのだ。私だってこれを止められない。
大変だな。でも、楽しい。