季節の変わり目には手と指の皮がボロボロと剥がれ落ちる。保湿とかしてない。
爬虫類やなんかの脱皮みたいなものだと思う。新しい私の表面一枚。
前にも書いた気がするけど爪や爪の周りの皮がもうずっとガサガサ。治す気がロクにないけど、人前に爪を出すのが恥ずかしいから、やはりいつか綺麗にした方がいいのだろう。
美しい爪を見ると大人だなと思う。
小学三年生の夏休みにペットボトルで貯金箱を作ろうとした時、カッターナイフが滑って、左手親指と人差し指の間の水掻きをざっくり切ってしまったことがある。病院に行ったら、もう少しで傷口が神経にまで達していたと言われた。運が良かった。運について考えるときに左手の傷を思い出すし、左手の傷を見るたびに幸運について考える。
手を見て思い出すことはそれぐらいしかない。
自分の爪を見て恥ずかしいと思うように、目や歯、肌、腹などを見て恥ずかしいと感じる。
自分の声を聞いても恥ずかしいと感じる。
ブログのネタとして「好きな歌詞まとめ」「ツイートオブザイヤー」など書けるなと思った。書くこといっぱいある。僕はすごいものを見た。