20201205

読書メモに Scrapbox を使っており、最近読んだ本については漏れなく https://scrapbox.io/yoheitabo/ につけている。キーワードでリンクを作るのと直接の引用が多い。詩を諳んじることができるとかっこいいから詩の暗記はしたいと長年思っており、現代詩の気に入ったフレーズを抜粋したりするといい感じにテンションが上がるページ https://scrapbox.io/yoheitabo/beautiful_lines ができる。

同じようにアニメや映画のメモもつけようかと思っていたが、読書とは違って逐一メモを残したい欲求が時間の経過とともに薄くなる。映画評を書くためのメモはいくらかつけているが、映像についての話をきちんと文章化する心理的ハードルが高いためまだ日の目を見ていない。なにごとにおいても理想と現実のギャップが大きすぎるのだろうか。

映画については Filmarks で記録 https://filmarks.com/users/yoheitabo をとっている。見たことある映画のポスターがいっぱい並ぶと楽しい。悪くないサービスだと思う。

文章を書くことは楽しい。「自分が面白いと思うもの」と「他人が面白いと思うもの」がズレているらしいと知ったのは最近のことだ。それでもぼくひとりの脳髄が笑っている様子を文字列であなたに渡せば釣られて一緒に笑ってくれるかもしれない、と希望を込められる。苦笑いでも愛想笑いでもいいからデバイスの前の君の表情が欲しい。

映像や本についてどうしようもなく語りたい一方で、音楽についてはあまり話すことがない。せいぜいどのアーティストがおすすめですか、お気に入りの音源はどうですかと固有名詞の交換ぐらいなもので、言葉を尽くすという感じでは全然ない。たとえば飲み屋でしょうもないポジショントークを押しつけられた日には怒りが込み上げ僕自身の音楽観が立ち上がってくるのかもしれないが、今のところそういう機会に出くわさないように細心の注意を払っている。どうせ危険な話をするなら政治とか宗教がいい。音楽を演奏するのも語るのも今の自分の役割ではないなと思う。諦めではなく豊かで面白い音楽の話を聞かせてくれる人がきっと近くにいるという望みのようなもの。

就職活動をせず映画やアニメの話をブログにまとめながら小説を書くとなるといよいよツイートすることがなくなるな。でも大丈夫ですよみなさんのツイートはすべて見ていますから……

今日は大塚英志の『ストーリーメーカー:創作のための物語論』『キャラクター小説の作り方』を読む。あとは書きたかった映画評でも書いてみようか。せっかくだし。