20201218

字数について考えることが増えた。140字ごとに刻まれるタイムラインはとても好きだけど1000字かけて一呼吸つきたいという気持ちもあってこのブログが書かれている。今や1000字を超えて10000字、そして100000字のスペースを必要としている。踏み込んだことのない領域だけに恐ろしい気持ちがする。

たとえ1000字で歌っても届くのだ、という確信に至り、140字で呟くことが少なくなった。あるいは10000字で鳴らしても充分に響くという実感が得られたらここも必要のなくなる土地。ハイテンションで高速度に綴れるようになりたい。経験からいうと、過度のストレスがかかった状態で眠らないでいるとそのような状態になるということがわかっている。しかしそういう方法を選ぶと色々と社会的健康的に不都合なことも起こるということがわかっているので今は違う方法を模索している。

どういうキャラクターが小説に出てくると面白いのかということを考えるにあたって好きな漫画のキャラクターを並べて分類し魅力の源を探ってみるが、魅力的なキャラクターとはなんぞやという問いを抱えてしまうと今まで好きだったキャラクターのことがまったくわからなくなる。かといってウェブ小説にあたると今度は手の内が透けて見えてきてそれはそれでつらい。映画を見ると俳優の身体や服装の表面って面白いなというところに目を奪われる。アニメはもうキャラクターの好みとかあんまりなくて鋭い演出と作画が続くかどうかにしか興味がない。やはり漫画のキャラクター論というのが一番興味深いように思われる。

佐藤亜紀『小説のストラテジー』『小説のタクティクス』を読み直す。これから先も読み返していくことになるだろうと思う。