望むと望まざるとにかかわらずこういう文章になった。昔はタイムラインに流れる水を頬を伝う涙だと思ったけれど今や夜に横たわる満天の星の川だ。死んでいったヒトヒトの骨を焼いて並べたようにも見えるぐらい輝いていた。僕が知ってる輝きって言ったらもう、それぐらい。
運が良かったと思う。気分は悪いが。
この宇宙で起こるおよそすべての問題はすべて僕の気分の問題で、では隣の宇宙はどうだったんだろうかと問い合わせてみたら、意外と問題は起きていない、そもそも問題というか生命のいない宇宙らしく、不通だった。天とか宇宙とかいちいちスケールが大きいのはまだ目覚めて間もない幼児だから、その他の大きさについて教わっていないだけなのかもね。もっとこう人間の細やかな感情の襞とかあるだろう。大人として考えることとしては。
僕の宇宙の大きさはiPhoneとMacBookを足したぐらいの大きさだった。
イージーな宇宙だ。
一本の小説に収まり切る感情はそこに閉じ込めた方がいいだろう。トンネルは抜けるためにあるが、棺桶はそこで眠るためにある。クラインの壺だったらどうしようか。面白い。
面白い形の神は邪神であるからして、退けよ。