日記

20220325

僕の喋る範囲はワイングラス一つ分しかないから、大きくなったとしても一人の人間が一息に飲み干せる量しかないから大丈夫。 中身の入ったワイングラスを気に入らない目の前の人間に向けてぶちまけたら、部屋一つぐらいは台無しにできる。 ワインというのは…

20220311

教えるように書いている。物語の叙述ということを全然知らないアナタへの最初のガイドラインになっていくこの文体。 アナタは構成をまだ知らない。最初に惹きつけて、徐々に浸透させて、最後にひっくり返して、ナニやらスゴいモノを読んでしまったゾ、と思わ…

20220309

人生が前に進んでいかないことへの焦りや不安感が大きい。 今の僕にはまだ見えていないものがたくさんあるからそれを見に行きたいのに、実際には部屋でじっとしてる。虚無というのは自分につけた名前だった。我々は同族だという意識から相手に名前を与え眷属…

20220225

めちゃくちゃに飯を食う。めちゃくちゃにしたい胃袋を抱えて、あっ、あっ、歩いて飯屋に入る。フセッセー極まり、なにもない一日。飯食って寝て飯食ってる。半分ぐらい寝て半分ぐらい覚醒してる時、なんともいえない夢を見てトリップする。脳が揺れる。あー…

20211114

まだ表に出せない成果が着実に積み上がっていていい感じ。今やってることを続けられさえすれば遠く遠くへ辿り着ける。 読みたい本のリストも静かに積み重なっている。同時に数十冊の本を読みかけのままにしているのでもう何をどのぐらい読んでいるのか全く把…

happy

楽しいこといっぱいある。友達に会える。友達と話せる。これを読んでるあなたも友達の一人。「幸せ」と表す時、幼い頃を思い出す。漢字の読み方をおぼえた、世界地図を見て大人に質問をした、トランプで遊べるようになった。色々あった。幸せには時間がかか…

20211107

昨日たのしかったねー。恥ずかしい話をして楽しい話をした。終電逃して(ごめん)、快活クラブに泊まって眠れんくて小説を書いた。始発で帰って帰り道でちょっと吐いた。また小説を書いた。二日酔いで死んだ。大量に読み書きする酒飲み存在。神話にだって出…

20211104

季節の変わり目には手と指の皮がボロボロと剥がれ落ちる。保湿とかしてない。 爬虫類やなんかの脱皮みたいなものだと思う。新しい私の表面一枚。 前にも書いた気がするけど爪や爪の周りの皮がもうずっとガサガサ。治す気がロクにないけど、人前に爪を出すの…

20211101

どんどん拡散していく。何がって言ってもわからない。私的な言語領域としか言えない。 現代詩を読んだ。小説を読んだ。音楽を聞いた。映画を見た。会話をした。 それらの積層がついに見えたから書き始めた。 領域はごく狭いものにとどまっていたが、それでも…

20211031

文体があればそれでいいと思う。横書きの場合は右に、縦書きの場合は下に向かって、眼球を運動させる強力なパワーを持つ。使えるものはなんでも使う。 ボイスが聞こえる。一文字ずつ聞こえるので全体として読むと脈絡がない。字数やプロットといった枠に対す…

20211030

最近は無敵状態になってちょっと厳しい意見を言われたところで執筆が止まることはそうそうないから、小説の感想を聞いて回る。 まず、文体について指摘された。僕としては色々なことを試さなければならない時期にあって、その中でもどのような文体を選ぶのか…

20211029

制覇したいシリーズというのがあって筑摩書房の「ちくま日本文学」とか池澤夏樹編の文学全集、ピンチョンの全集、JLPP翻訳作品紹介、柴田元幸と高橋源一郎のブックリスト(『小説の読み方、書き方、訳し方』)などだ。ちくま日本文学は樋口一葉を読んでみて…

20211027

ユーラシア大陸と同じぐらいの大きさの意欲をもって執筆に臨んでいる。リソースとかコストとか問題を分割するとか考える局面ではなくて、ぶつかれば地球が終わるんだからとにかく全部を使い切らないといけない。 昨日はとてもいい気分だった。症状かもしれな…

20211025

確かめるほどの現在地ではなく通過する場所の一つ一つを覚えてもいられない。遠い旅というのは。道連れも何人かできた。緊急事態宣言が終わって一緒に飲めて嬉しかったね。でももし感染したらそんなことも言ってられないんだろうね。「もうどこへも行けない…

20211003

オリジナルなつらさから抜け出して(スイッチが切り替わる。脳の使ってなかった部分に血がサーッと流れ込むのがわかる)今日のような記憶にない景色に辿り着くことを目指していた。目についたもの全部から、街をゆく通行人や図書の詰まった棚、コンビニの棚…

20210101

正直に言うと外出自粛がかなりつらい年だった。気軽に人と会いたい気持ちをおさえる葛藤が今も続く。ありえたであろう飲み会の数を数えると身が千切れんばかりの痛苦を味わう。現況、もはや禁欲といって差し支えない。 そういう事情もあり散文で頑張っていこ…

20201218

字数について考えることが増えた。140字ごとに刻まれるタイムラインはとても好きだけど1000字かけて一呼吸つきたいという気持ちもあってこのブログが書かれている。今や1000字を超えて10000字、そして100000字のスペースを必要としている。踏み込んだことの…

20201214

三日ぐらい煮詰まってたけどある瞬間にパチンと切り替わって今まで見えてなかった可能性が見えるようになった。この体験における脳内麻薬の奔流はすさまじいもので、全然書けるようにはならないけどこの瞬間のために小説書くのは好きだなと思った。 親と「最…

20201212

note.comからはてなブログに移行した。結局こっちの方が編集しやすい感じがする。 鍵泥棒のメソッドとラブ&ポップ、式日を観た。式日は構図がかっこよかったのと主演二人の演技がよかった。この喋り方よく知ってるなと思いつつどこで摂取したものか思い出せ…

20201210

同居家族が陽性者の濃厚接触者になったとかで二、三日ひりついていた。PCR検査の結果は陰性で、症状も一切ないのでこれはかかっていないだろうということになり、ひとまず落ち着いた。しかしこういう波がこれからも来るとなるとやっぱりこれは大変なことだな…

20201207

週刊少年ジャンプを購読しはじめたのは2003年19号からで、ストーンオーシャンの最終回が掲載された号だった。ここ数年は購読をやめて立ち読みなどで読んでいたのだが、この夏ぐらいからのチェンソーマンの盛り上がりをきっかけに電子版で購読しはじめた。チ…

20201205

読書メモに Scrapbox を使っており、最近読んだ本については漏れなく https://scrapbox.io/yoheitabo/ につけている。キーワードでリンクを作るのと直接の引用が多い。詩を諳んじることができるとかっこいいから詩の暗記はしたいと長年思っており、現代詩の…

20201204

最近爪が伸びるのが早い気がする。吉良吉影以外に思い浮かぶものなし。 円城塔の小説の手管他 https://scrapbox.io/enjoetoh/ を読む。シンプルな指南で参考になる。 電車に乗り喫茶店で抹茶ラテを飲む間にネタが湧いてきた。形になるかは別。 Iくんが「曲名…

20201203

ほぼ毎日通っていた店で従業員の検査結果陽性が出たらしい。気の毒に思う一方で所在ない不安感に包まれている。迫ってるなーという実感あり。 消せる範囲でツイートを消しツイッターアカウントを公開にした。 クイーンズ・ギャンビットを一気に観た。おもし…

20201126

12月25日のN響第九を聴きに東京まで行くつもりだったのを市井の感染拡大に鑑みて取り止めにした。 何日か前からI君と「生のオケ久しぶりに聴きたいですね。第九とか」「せっかくだしN響行こう」と話していたところだった。シンプルな目的にシンプルな東京旅…

20201022

これは様式とその崩壊という二つが薄膜を隔てて並立しているのだという説明を日々の中に見いだすようになった。どのように様式、テーマ、志向性が積み上げられてきたのかという歴史的背景に関するプレゼンテーションがあり、その後に「ではここで壊してみま…

最近の会話

Sと会って最近の体調はどうか、最近はなにをやってるのかと聞いた。Sは元気そうだったが、相変わらず色々と考え事をしているらしく、助言を求められたので軽く受け答えた。危機的状況、でもないが、一切合切が明るく晴れやかな未来というビジョンでもない。…

最近読んでる文献

卒論関係 柳生智子「アメリカ史における西部 : フロンティア, ボーダーランドおよび西部研究の動向」『三田学会雑誌』108巻2号 (2015), 157-184頁。 中野耕太郎「「アメリカ史」叙述のグローバル化」『パブリック・ヒストリー』6号 (2009), 16-29頁。 東栄一…

20180619

昨日は地震があった。 何かに巻き込まれたときに行なうべきは記録だ。 既に東日本大震災の記憶が薄れて久しい。 気象庁|地震情報 震源・震度に関する情報平成30年 6月18日08時07分 気象庁発表18日07時58分ころ、地震がありました。震源地は…

日記

手を広げすぎて微妙な感じになってきたので、一旦やることを整理したい。 まず時間的な問題としては、2-3月を一つのまとまった期間として使い潰してみたい。4月以降に何が出来るかは大学の授業次第ということもあるので、またそのうち考えればいい。 2-3月で…